第8話 ホテルじゃありませんっ! あらすじ・感想。
海に出たことのない大和が海に出ようとする話。
あらすじ
- 導入。前回の戦闘で負傷者を出した吹雪達は味方の基地がある南の島にたどり着き、大和と出会う。
- 大和は実戦に出たことがない。海に出たことがない。
- 大和は海に出た経験のないことがコンプレックスになっているようだ。
- 大和は自分が出撃していないことに関する言葉に過剰反応。その象徴がホテルという言葉。
被害妄想気味。
- 大和連れだし作戦。みかねた吹雪が大和をなんとかして連れだそうとする。海に出たいなら出ようというノリ。
- 一度は長門に怒られるが、海への連れだしに成功する。しかし、大和は空腹ですぐに停止。
- 長門に怒られ、大和が出撃できない理由を知る(資源消費が大きすぎる)
- 連れだし作戦その2。吹雪『大和さんが動くと資源喰いすぎるなら、私がひっぱればいいじゃん』
- 吹雪が大和をボートのようなものに乗せてひっぱるが動かない。そこに睦月と夕立が現れて協力。友情。
- 大和の連れだしに成功して喜んでいたところで敵艦載機を発見。
- 駆逐組「迎撃しなきゃ、でも私たちの対空能力じゃ無理」大和「私がやります」
- 大和が三式弾射撃1回で敵艦載機を全滅。ただし大和を連れだしたことはバレバレに。
- 結末。帰還すると長門が待ち構えていたがおとがめなし。
- 大和も自信をつけたようだ。ホテルという単語が出ても余裕の表情でハッピーエンド。
次回第9話のタイトルは『改二っぽい?!』
登場キャラ(セリフがあるキャラのみ)
- 大和(戦艦)
第8話のメインキャラ。
最強の艦娘と評される。しかし出撃したことも他の艦娘と海に出たこともない。
- 吹雪(駆逐)
大和の姿に実戦経験のなかった自分の姿を重ね合わせる。
大和をなんとかして海に連れだそうと奮闘。
- 翔鶴、瑞鶴(空母)
五航戦コンビ。
翔鶴は第7話の戦いで負傷(中破?)したため島で入渠。
すぐに入渠完了し元気になったようだ。
瑞鶴は加賀と少し言い争いになる。
- 赤城、加賀(空母)
一航戦コンビ。
赤城は相変わらず大食いキャラ。巨大なステーキを食べていた。
加賀は調子に乗った瑞鶴をいさめ、険悪な空気になるがその活躍は認める。
- 金剛(戦艦)
吹雪艦隊のムードメーカ的なポジション。
今回はホテル連呼係と化していた。
- 睦月、夕立(駆逐)
吹雪の友人。吹雪とは別の部隊だが、吹雪達が着く直前に島に到着していた。
吹雪の大和連れ出し実行に自分達から協力。
- 大井、北上(雷巡)
大井は相変わらず北上にべったり。
しげみにつれこもうとしたり、水着シーンで邪魔者を追い払ったり。
- 長門(戦艦)
大和を連れだそうとする吹雪を妨害。
作戦の立案もしていた。
- 陸奥(戦艦)
長門の話相手。
- 愛宕、高雄(重巡)
ちょい役。水着シーンで少し出てきた。
- 島風(駆逐)
ちょい役。水着シーンで騒いでいた。
- 電、雷、響、暁(駆逐)
ちょい役。水着シーンと食事シーンではしゃいでいた。
感想
振りかえってみると普通の話なんだけども、見ているときは頭に入ってこなかった。
今回のメインキャラの大和の絵がいまいちであまりかわいくないシーンが多かった。(細すぎで足が長すぎと感じた)
大和の艤装は気合が入っていた。
さほど面白くはなく、さほど悪くもなかったかな。
どうしてわかりにくい?
どうしてわかりにくかったか自分でもよくわからないが思いあたる点を書いてみる。
- シーンが多い:どのシーンがストーリーにつながっているか把握しづらかった。今回の話の流れとほぼ無関係な場面が多い。
無関係シーンの例:長門の作戦シーン、入渠シーン、水着シーンなど
- 登場キャラが多い:キャラが多いのでキャラの行動からストーリーを把握する見方だと混乱する。
よくあるアニメだと、味方組の行動目的はみんな同じ(調査のために別行動をとるなど)で、敵側は主人公の敵であることだけ把握していればいい、という作りが多いから見やすいのかな。
- 盛り上げ不足:困難さが少なすぎた?
悪役不在 (今回感じたこと)
第8話は大和が海に出られないのを吹雪達と力を合わせて乗り越える話だった。
だから大和を押しこめる強力な困難がないとわかりにくい。(妨害がないなら海に出たきゃ出ればいい)
強力な困難がないと伝わりにくいだけでなく乗り越えてもいまいち盛り上がらない。
今回、悪役のように吹雪の妨害をしたのが長門だった。
しかし、艦これアニメでは身近な悪役を出しにくい。
艦娘と敵(深海棲艦)以外のキャラを出さないという方針があるだろうからだ。たまに妖精さんも出るが。
この状況で基地内での悪役を出そうとすると艦娘が悪役をやらざるをえなくなる。
妖精はマスコットだし、深海側と共同生活してるわけはないし。
そして、艦これに悪い艦娘はいない上、どの艦娘にもファンがついている。
典型的な悪役にしてしまうとファンの不満が爆発するのは間違いなし。
わかりやすい悪役はたとえば、すごい嫌な司令官で面倒な作業は部下におしつけ、轟沈者が出ても平気な顔で、自分だけ安全圏で豪華な食事をしているような奴…ゲームの提督かな?
だから長門は妨害役だったといっても、本当は悪役ではなく吹雪の味方だだった。
出撃禁止には理由がありそうだった。
吹雪への罰もごく軽いものだった。(潮干狩りによる食糧集め)
好きで厳しいことを言っているわけではないというフォロー描写が入った。
大和が海に出てはいけない理由も大したことはなかった。
大食いすぎるといっても、強いなら大食いでもいいんじゃないという感じだった。
他の空母と大差ないであろう赤城も大食いなんだから。
大和の存在は極秘だからという理由も語られていたが、吹雪がひっぱる方法でよかったのを見るとあまり関係なさそうだった。
何から何まで大したことがないわりには深刻な雰囲気だった。
もっと困難や妨害が強力だったら吹雪が頑張るのもわかりやすかったのかもしれない。
一言感想まとめ
把握につとめれば把握できるもののスムーズに伝わってこない消化不良感があった。
そういえば前回で火あぶりになった祥鳳はどうなったんだ。
公開日:2015/02/26