人口の増減

街の人口の自然増加(減少)の計算式です。

簡単なまとめ
詳しく
基本値の計算
街の魅力の計算
増加人口の計算
計算してみる
人口の効果

 簡単なまとめ

階級を上流にし、たくさん店を建てて、地価平均を上げ、治安を高くキープし、環境理念を上げつつ、赤字の店とcoolの店と不満が出ないようにすれば人口を増やすことができます。

○人口を増やすもの
・高い地価
・高い環境理念
・高い治安
・hot状態の店が多い
・メイン客層の階級が高い

※地価は平均と合計の両方が関係します。店が多いほど地価合計が多くなり人が増えやすくなります。
※この場合の地価平均は、(地価の合計÷店舗スペース)の数です。つまり空き地があると地価平均が下がります。

●人口を減らすもの
・低い地価
・低い環境理念
・低い治安
・赤字の店(その季節の売り上げ<経費)が多いほど人が減る。意外と影響が大きい
・cool状態の店が多い
・店舗が狭いという不満(不満が出ています!という警告メッセージが出ていると人口の伸びが大幅に減る)



 詳しく

計算の前に
人口は1日に三回増加します。(12:00、14:00、16:00)
ただし、判定に使われるのは10:00の時点での能力です。

基本値×街の魅力×9/20が、だいたい一日あたりの人口増減になります。
基本値や街の魅力については下で説明しています。

 基本値の計算

街の魅力については後述。まず基本値についてです。
基本値は、街のメイン階級、不満、地価によって決まります。
階級基本値
下流+10人
中流+20人
上流+30人
不満がある+5人

不満が高い状態だとどんな階級でも基本値が5人になってしまいます。※不満が出ています!という警告メッセージが出ている状態

さらに、基本値には地価の合計÷3が加算されます。

例)メイン階級が中流で、地価合計が41ならば、
基本値は20人+13.6で小数点以下無視なので33人になります。

 街の魅力の計算

街の魅力について説明します。
魅力は以下のA〜Dの4つの要素の合計です。

A・地価平均と環境理念
下の表のように魅力が変化します。
縦:地価平均 横:環境理念。ともに小数点以下は無視
-0123456789
0P-9-8-7-6-5-4-3012
1P-7-6-5-4-3-20123
2P-6-5-4-2-101234
3P-5-4-2-1012345
4P-3-201223456
5P0112334567
6P1223445678
7P2334556789
8P3445667899
9P4556778999

地価平均が5.25Pで、環境理念が6.5なら、小数点以下は無視するので、
地価平均5P、環境理念6となり、魅力は+4になります。

B・治安の効果
治安の良し悪しにより、以下の表の分だけ魅力が増減します。※治安が最大の状態を1000とする
治安魅力
0〜50魅力-3.0
51〜100魅力-2.5
101〜200魅力-2.0
201〜300魅力-1.5
301〜350魅力-1.0
351〜400魅力-0.5
401〜599魅力+-0
600〜649魅力+0.5
650〜699魅力+1.0
700〜799魅力+1.5
800〜899魅力+2.0
900〜949魅力+2.5
950以上魅力+3.0


C・赤字店
赤字店1つにつき、魅力-1.5。
赤字店とは、その季節の経費合計より収入合計が少ない店。店舗画像の背景が赤くなるので目立ちます。

D・hot店とcool店
hotの店が3以上:魅力+1。hotの店が1〜2個:魅力+0.5。
coolの店が3以上:魅力-1。coolの店が1〜2個:魅力-0.5。

魅力計算
魅力=A+B+C+D、です。
ただし、結果の端数は切り捨てになり、下限-9、上限+9です。

 増加人口の計算

1回あたりの人口増加は、
((基本値×魅力÷2)〜(基本値×魅力))÷5 になります。
※(基本値×魅力÷2)〜(基本値×魅力)というのは、(基本値×魅力÷2)〜(基本値×魅力)の間でランダムということです。
さらに、能力に関係なく、-2〜+2人が加算されます。

・人口が減る場合(魅力がマイナスなせいで増加人数がマイナスになる場合)は、数値が半分になります。

・魅力が0の場合は、魅力=0.5として計算されます。
 つまり、魅力0の場合のみ1回あたりの人口増加は((基本値×0.5÷2)〜(基本値×0.5))÷5に-2〜+2人したものになります。

簡易計算
一日の人口増加量=だいたい(基本値×魅力)÷2、になります。
結局基本値と魅力を求める必要があるのであまり簡単ではありませんが。

・説明
1回の人口増加量は、((基本値×魅力÷2)〜(基本値×魅力))÷5です。
それが1日に3回あるので、
1日の人口増加量は((基本値×魅力÷2)〜(基本値×魅力))÷5×3になります。
((基本値×魅力÷2)〜(基本値×魅力))の平均は(基本値×魅力)×3/4なので(※)、
1日の人口増加量は平均して、(基本値×魅力)×3/4÷5×3 = (基本値×魅力)× 9/20 になります。
この数値に一番近い計算しやすい式は(基本値×魅力)× 10/20、つまり(基本値×魅力)÷2、ということです。


※((基本値×魅力÷2)〜(基本値×魅力))の間の数値が等確率で選ばれるとすると、
その平均は、基本値×魅力× 3 /4となります。
なぜなら、基本値×魅力をXとすると
平均は、X÷2 と X の中間 = X/2 と Xの中間 = 1X/2 と 2X/2 の中間なので 1.5X / 2 = 3X/4 になります。

たとえば基本値×魅力=8の場合、(基本値×魅力÷2)〜(基本値×魅力)は4〜8ということになり、平均は6になります。8の3/4になっています。

 計算してみる

階級中流、不満なし、
7店舗で地価合計41P、地価平均が5.8P、環境理念が7.5、治安ゲージ最大、赤字店0、hotの店1個の場合。

基本値:
基本値は↓の表に地価の合計÷3を足したものなので、
階級基本値
下流+10人
中流+20人
上流+30人
不満がある+5人


20(中流)+41P÷3 = 20 + 13.66 = 33.66。端数切捨てで33。
基本値は33人です。

街の魅力計算:

A・地価平均と環境理念の表より、地価平均が5P、環境理念が7.0なので魅力+5。
B・治安の効果の表より、治安最大なら950以上なので魅力+3.0。
C・赤字店による魅力減少はなし
D・hot店とcool店による魅力はhot店1個なので+0.5。

魅力は計8.5になりますが、ここで端数が切り捨てられるので、結局魅力8.0になります。

1回あたりの人口増加
1回あたりの人口増加は、
((基本値×魅力÷2)〜(基本値×魅力))÷5 になります。
さらに、能力に関係なく、-2〜+2人が加算されます。

基本値×魅力… 33 × 8 = 264なので、
一回あたりの人口増加は
(132〜264)÷5(人) = 26.2〜52.8(人) 端数切捨てなので、
26〜52(人)の間でランダム。

さらに、-2〜+2人が加算されるので、
24〜54(人)の間でランダムになります。
平均すると39(人)です。

1日に3回人口増加判定があるので、
1日の人口増加は
39×3 = 117 となり、1日にだいたい117人ほど人口が増えることになります。

 人口の効果

○探索で敵を倒すのに必要です。(参考:探索システムの魔物との戦闘

○店に来た客が一度に買っていく個数が多くなります。

・エンディング、ジュークボックス、ヘルシンキから土地がもらえるイベントの発生条件になります。

・だいたい2万人ごとに1段階店舗の拡張が必要になります。最終的に広さ55で要求が止まるので、広さ55以上の店が半分を越えていれば問題ないです。ぴったり半分では駄目です。(参考:店舗の不満)